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子どもとハザードマップを見る方法|避難先と経路の確認

ハザードマップで自宅・学校・通学路の災害リスクを確認し、子どもにも分かる目印と避難先、助けを求める場所を親子で決める方法を紹介します。

ハザードマップを開いても、色や記号が多く「子どもと何を見ればいいの?」と迷うことがあります。最初に確認するのは、災害の種類、家族がよくいる場所、その災害に対応した避難先です。地図だけで経路を決めず、実際の道を一緒に歩いて、子どもが見つけやすい目印や助けを求められる場所まで確かめましょう。

この記事の目次
  1. ハザードマップは災害の種類ごとに見る
  2. 避難先は「場所の名前」ではなく災害との組み合わせで決める
  3. 地図を閉じて、子どもと避難経路を歩いてみる
  4. 子ども用の地図は、個人情報に気をつけて作る
  5. 家庭で確認する手順
  6. よくある質問

ハザードマップは災害の種類ごとに見る

ハザードマップは、災害の被害が想定される範囲や避難先などを地図で確認するための資料です。まず自宅の場所を地図上で確かめ、洪水・内水・高潮・津波・土砂災害など、地域に関係する災害の情報を一つずつ表示します。地震の揺れや火災など、地図の種類によって示す内容は異なるため、色が付いていないことだけで「危険がない」と判断しないでください。

国土交通省・国土地理院の「ハザードマップポータルサイト」には、複数の災害リスクを重ねて見られる「重ねるハザードマップ」と、市区町村が作成した地図を探す「わがまちハザードマップ」があります。ポータル上の情報だけで避難計画を決めず、自治体が公開する最新の地図や防災情報も確認します。

同じ家族でも、自宅だけでなく、学校・園・学童・習い事先など、子どもが過ごす場所によって確認すべきリスクや避難先は変わります。住所や建物名を共有サービスへ入力する必要がある場合は、家庭で使う端末やアカウントを選び、公開設定にも注意してください。

災害の種類を切り替えて確認し、避難先は自治体の最新情報で確かめる

避難先は「場所の名前」ではなく災害との組み合わせで決める

地図に避難場所の印があっても、どの災害のときに使えるかを確認します。災害の危険から一時的に逃れる「指定緊急避難場所」と、避難生活を送る「指定避難所」は役割が異なります。同じ施設が両方に指定される場合もありますが、すべての避難先があらゆる災害に対応するわけではありません。自治体の凡例や施設情報で、災害種別ごとの指定を読み取ってください。

避難先は一か所だけでなく、普段いる場所と災害に応じて考えます。たとえば、自宅からの候補と、学校・習い事先からの候補は別になることがあります。避難所へ向かうことが常に正解とは限らず、自宅や近くの安全な場所にとどまる方がよい場合もあります。避難情報や現場の状況に応じて、自治体・施設・消防などの案内を優先しましょう。

地図には、家族で「どの状況なら移動するか」「子どもが学校にいるときは誰の指示に従うか」も書き添えておくと、場所だけを覚えるより使いやすくなります。学校や園の引き渡し・待機ルールは、家庭の計画と合わせて確認してください。

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地図を閉じて、子どもと避難経路を歩いてみる

地図の上では近く見える道も、実際には坂や階段があったり、狭くて通りにくかったりします。大人が先に経路を見て、子どもと歩ける時間帯に現地を確認しましょう。洪水・津波・土砂災害などでは、危険区域へ近づいて確かめるのではなく、安全な側から道の様子を見ます。災害発生時は道路や橋が使えないこともあるため、可能なら別の道や次の避難先も考えておきます。

子どもには、住所だけでなく、本人が見つけやすい目印で行き先を伝えます。「赤い屋根の建物」のように変わる可能性のある特徴だけに頼らず、公共施設や大きな交差点など複数の目印を使い、「この看板の先で右」「橋の手前で大人に知らせる」のように短く説明します。危険箇所を通る場合は、近づかない位置から確認し、どちら側へ離れるかも具体的に話しましょう。

経路の途中に、先生・施設職員・交番・自治体が案内する避難先など、助けを求められる場所があるかも確認します。子どもが一人で道に迷ったり、危険を感じたりしたときは、家へ戻ろうとせず、安全な場所で信頼できる大人に助けを求める約束にします。実在する施設の利用時間や、災害時に受け入れ可能かは、管理者や自治体に確認してください。

災害・事故 ・ 10分 子どもに教える地震発生時の行動|家・外・学校で分けて確認 揺れている間と、揺れが収まった後に場所ごとで取る行動を確認できます。

子ども用の地図は、個人情報に気をつけて作る

家庭用には、子どもが読める大きさで、よくいる場所、災害別の避難先、目印、助けを求める場所を簡単に書いた地図を用意できます。細かい凡例を全部写すのではなく、「大雨のとき」「地震のあと」など、場面ごとに見る情報を分けると、子どもが迷いにくくなります。住所や保護者の連絡先を載せるときは、持ち歩く必要がある情報だけに絞り、必要ならケースに入れて外から読めないようにします。

地図や連絡先カードの写真をSNSに載せたり、氏名・学校名・自宅住所・通学経路が分かる形で共有したりしないでください。家庭で保管する地図と、子どもが持つ連絡カードは目的を分け、学校や自治体へ共有する情報も必要な範囲にします。

引っ越し、進級、通学路の変更、工事や施設の閉鎖、自治体の地図の更新があったら見直します。まず今日、自治体のハザードマップを開いて、自宅と学校の周りで関係する災害を一つずつ確認し、親子で歩く日を決めてみてください。

  • 自治体の最新地図で災害種別と避難先を確認した
  • 自宅と子どもがよくいる場所の両方を確認した
  • 道を歩き、目印・避ける場所・助けを求める場所を決めた
  • 学校・園の待機や引き渡し方法と家庭のルールを照合した
  • 地図や連絡先を、第三者に見られない方法で保管した
災害・事故 ・ 10分 子どもの災害・事故対策|家庭で備える基本と緊急時の行動 家庭での災害への備えを全体から確認できます。

家庭で確認する手順

  1. 01
    自治体のハザードマップで、自宅・学校・園などよくいる場所を探す
  2. 02
    洪水・土砂災害・津波など、地域に関係する災害ごとの情報を確認する
  3. 03
    その災害に対応する避難先と、施設の待機・引き渡しルールを確かめる
  4. 04
    子どもと道を歩き、目印・避ける場所・助けを求める場所を確認する
  5. 05
    自治体の更新や通学環境の変化に合わせて地図と約束を見直す

よくある質問

ハザードマップで色が付いていなければ安全ですか?
色が付いていないことだけで安全とは判断できません。地図が示す災害の種類や想定条件、対象区域を確認し、自治体の防災情報や現地の状況も合わせて見てください。
国のハザードマップポータルだけ見れば十分ですか?
ポータルは地域のリスクを把握し、市区町村の地図を探す入口になります。避難先や地域の具体的な対応は、自治体が作成した最新のハザードマップや防災情報で確かめてください。
子どもが覚える地図には何を書けばよいですか?
子どもがよくいる場所、災害別の避難先、見つけやすい目印、近くの大人に助けを求める場所を、読める文字や簡単な絵で示します。自宅住所や通学路が外から見える状態で公開・共有されないように保管方法も決めましょう。
避難経路は一つだけ決めておけばよいですか?
道路や橋が使えない、災害が想定と違う方向から起きるなど、決めた道が通れない場合があります。安全な範囲で別の道や次の避難先も確認し、発災時は現地の状況と自治体・施設の案内を優先してください。
参考資料・出典

この記事を書いた人

こども安全ナビ編集部

子どもの小学校入学をきっかけに、防犯や事故防止について調べるようになりました。

「こども安全ナビ」では、警察や自治体、公的機関などが公開している情報をもとに、子どもの安全について保護者目線で分かりやすく紹介しています。

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