子どもの防犯は、怖い話を増やすより、離れる場所と助けを求める相手を先に決めておくための案内です。
防犯対策は、事件の話をたくさん覚えることではありません。子どもが一人になる場所で、距離を取り、助けを求められるかを先に決めましょう。
怖い話の前に、離れる順番を決める
声をかけられたとき、子どもが相手の意図まで説明できる必要はありません。「変だ」「怖い」と感じたら、返事を続けず、その場から離れる。それだけで十分です。
家庭で起きそうな場面を一つだけ選びましょう。登下校、習い事の待ち時間、公園など、実際に一人になる時間から始めると、言葉が具体的になります。
先に決めるのは、離れる場所と、助けを求める相手
参考:警察庁「子供を守る防犯活動」2026年9月20日に、家庭や地域での防犯の案内として確認。
通学路で、助けを求められる場所を見る
「誰かに助けて」だけでは、子どもはどこへ行けばよいか分かりません。店舗、交番、学校、子ども110番の家など、実際に入れる場所を親子で見ておきましょう。
場所の名前より、看板や入口の様子の方が思い出しやすいことがあります。道を戻って相手を確かめに行かないことも、一緒に伝えてください。
練習は短く、責めずに終える
「いや」「逃げる」「助けて」を、声に出して一度やってみましょう。完璧に言えなくても大丈夫です。迷った言葉が見つかれば、次の練習になります。
季節や習い事が変わると、一人になる道も変わります。そのときに、連絡と寄り道の約束を紙で見直してください。子どもが怖がったら、その日の練習はそこで止めて構いません。
家庭で確認する手順
- 01一人になる場面を一つ選ぶ
- 02助けを求められる場所を2〜3か所見る
- 03「いや」「逃げる」「助けて」を短い言葉で練習する
- 04帰宅後に話してよいと伝えておく
よくある質問
- 防犯対策は何から始めればよいですか?
- 家庭で起こりそうな場面を一つ選び、離れる場所、助けを求める相手、保護者への連絡の順番を決めましょう。全部を一度に覚えさせる必要はありません。
- 子どもが怖がったら、練習は続けますか?
- その日は止めましょう。怖かったことを責めず、「困ったら大人に話してよい」と伝えて、別の日に短い練習へ戻します。
- 家庭の約束だけで安全ですか?
- 約束だけでは足りないことがあります。学校や地域の見守り、110番が必要な場面は、家庭の練習より先に通報してください。