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子どもと避難するときの持ち物と事前に決めること

子どもと避難するときに迷わないよう、災害別の避難先、家族の連絡・引き渡し、子どもに必要な持ち物を事前に整理します。

子どもを連れて避難する場面を考えると、荷物をどこまで用意するか、家族が別々の場所にいたらどう合流するかが気になりますよね。先に決めたいのは、荷物の中身より「どこへ、どのタイミングで、どう移動するか」です。避難先と連絡方法を地域の情報に合わせて決め、そのうえで子どもの年齢や健康状態に必要な物を加えていきましょう。

この記事の目次
  1. 避難先は災害ごとに確認する
  2. 家族が離れているときの連絡と合流を決める
  3. 持ち出し品は共通品と子ども用に分ける
  4. 親子で避難の順番を短く練習する
  5. 家庭で確認する手順
  6. よくある質問

避難先は災害ごとに確認する

「避難場所」と「避難所」は同じとは限りません。災害の危険から一時的に逃れる場所と、一定期間過ごす施設では役割が異なり、同じ施設が両方に指定される場合もあります。地震、洪水、土砂災害、津波など、災害の種類ごとに使える場所を自治体の防災マップで確かめてください。

自宅からの避難先だけでなく、学校・園、勤務先、習い事先など、家族が普段いる場所の近くも見ておきます。経路は地図上で決めるだけでなく、通れる道か、橋や川沿い、崖の近くなど危険な箇所がないかを確認します。発災時に道路や施設の状況が変わっていれば、計画に固執せず、自治体や現場の指示を優先しましょう。

避難先と経路は、災害の種類ごとに自治体の情報で確認する

家族が離れているときの連絡と合流を決める

災害時は、家族が同じ場所にいるとは限りません。保護者の電話番号、学校や園への連絡先、災害用伝言サービスなど、電話がつながらない場合も含めて連絡方法を決めます。子どもが小さい場合は、連絡や判断を一人で任せず、保護者・学校・預け先の大人が担う手順を中心にします。

学校や園にいる子どもを誰が迎えに行くか、引き渡しの条件や連絡方法は、施設のルールを確認してください。安全確認ができないときに無理に引き取りに行くと、保護者も子どもも危険にさらされる場合があります。迎えに行けない状況や、施設から別の避難先へ移動した場合も想定し、施設の案内に従う約束にします。

家族の集合場所は、建物の入口など一点だけでなく、災害の状況に応じた候補を決めておきます。「連絡がつかなければ、まず安全な場所へ移動し、決めた方法で伝言を残す」のように、子どもが覚えられる短い順番にしましょう。

持ち出し品は共通品と子ども用に分ける

避難時に持つ袋には、飲料水、すぐ食べられる食品、ライト、携帯電話の充電用品、衛生用品、救急用品、現金や連絡先の控えなど、家族に必要な物を優先して入れます。品目を増やしすぎると移動の負担になるため、避難に必要な物と、自宅で数日過ごすための備蓄は分けて考えましょう。

子ども用には、普段使っている薬や処方内容が分かるもの、アレルギーに配慮した食品、乳幼児ならミルク・哺乳用品・おむつ、眼鏡や補助具などを個別に加えます。食べ慣れた食品や安心できる小さな物が役立つこともあります。医療機器、障害や感覚特性に伴う支援、授乳・離乳食などがある場合は、一般的なリストだけで判断せず、医療機関や自治体の窓口にも相談して必要品を確認してください。

子どもに重い荷物を任せる前提にしないでください。年齢、体格、疲れやすさ、避難経路によって持てる量は違います。大人が持つ物と子どもが自分で管理する物を分け、空の袋を背負って歩いてみるなど、無理のない範囲で確かめましょう。

災害・事故 ・ 9分 子どもがいる家庭の防災持ち出し袋チェックリスト 家族共通の持ち出し品と、子どもに必要な追加品を詳しく確認するときに。

親子で避難の順番を短く練習する

準備した避難計画は、家族で一度使ってみると見直しやすくなります。自治体の防災訓練や施設の訓練に参加し、避難先までの道、子どもが疲れたときの休憩、荷物の持ち方、連絡方法を確かめましょう。危険な場所へ行ったり、実際の災害をまねて子どもを怖がらせたりする必要はありません。

子どもには「揺れたらまず身を守る」「大雨のときは大人と決めた場所へ移動する」「はぐれたら安全な場所で近くの大人に助けを求める」など、場面ごとの行動を短く伝えます。年齢や発達、障害、健康状態に応じて、絵やカード、端末に頼らない連絡先の控えなども使います。学校や自治体の案内がある場合は家庭のルールと食い違わないようにしましょう。

避難先、家族構成、通園・通学先、薬や食事の状況が変わったときは計画を更新します。今日すべてをそろえる必要はありません。まず自治体の防災マップを開き、家族がよくいる場所の避難先を確認するところから始めてください。

災害・事故 ・ 10分 子どもの災害・事故対策|家庭で備える基本と緊急時の行動 災害ごとの初動や家庭の備えを全体から確認できます。 災害・事故 ・ 8分 子どもとハザードマップを見る方法|避難先と経路の確認 自宅や通学先の危険、避難先と経路を地図で確かめる内容です。

家庭で確認する手順

  1. 01
    自治体のハザードマップで、自宅・学校・園の災害リスクと避難先を確認する
  2. 02
    避難先までの経路を確認し、災害別に使えない場所や別の行き先も考える
  3. 03
    学校・園の引き渡しルールと、迎えに行けない場合の連絡方法を確認する
  4. 04
    家族共通品を準備し、薬・食事・衛生・医療や支援に必要な子ども用品を加える
  5. 05
    家族で避難訓練や短い確認を行い、進級・転居・健康状態の変化に合わせて更新する

よくある質問

避難所へ行くとき、子どもの持ち物は何が必要ですか?
家族共通の水・食品・ライト・衛生用品などに加え、年齢や健康状態に応じた薬、アレルギー対応食品、乳幼児用品、眼鏡や補助具などを確認します。必要品は家庭ごとに違うため、自治体の案内や医療機関への相談も参考にしてください。
子どもにも防災リュックを持たせた方がよいですか?
子どもが持つ前提にせず、体格や年齢、避難経路、疲れやすさを考えて大人が運ぶ量を決めます。子どもが持つ場合も、軽くて自分で扱える物に絞り、実際に背負って無理がないか確認してください。
学校や園にいる子どもをすぐ迎えに行くべきですか?
施設ごとに引き渡し手順があり、周囲が危険なときは移動を控える判断が必要な場合もあります。事前に学校・園の連絡方法と引き渡し条件を確認し、発災時は施設や自治体の最新案内に従ってください。
避難先は家族で一か所だけ決めればよいですか?
災害の種類やいる場所、施設の開設状況によって適切な避難先は異なります。自治体の指定を確認し、自宅・学校・園など家族がよくいる場所からの行き先や連絡方法をそれぞれ決めておきましょう。
参考資料・出典

この記事を書いた人

こども安全ナビ編集部

子どもの小学校入学をきっかけに、防犯や事故防止について調べるようになりました。

「こども安全ナビ」では、警察や自治体、公的機関などが公開している情報をもとに、子どもの安全について保護者目線で分かりやすく紹介しています。

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