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子どもの飛び出しを防ぐ教え方|道路を渡る前の安全確認

子どもの飛び出しを防ぐには、「気をつけて」だけで終わらせず、道路の手前で止まり、見える場所まで進んで左右を確かめる行動を親子で練習します。家の前や駐車場、遊びの途中など、飛び出しやすい場面ごとの教え方をまとめます。

遊びに夢中になった子どもが、ボールや友だちを追って道路へ向かいそうになると、ひやっとしますよね。「飛び出さないで」と伝えていても、急いでいたり、車が見えにくかったりすると、いつもの約束を思い出せないことがあります。禁止の言葉だけで終わらせず、道路の手前で止まり、安全を確かめてから動く順番を、実際に通る場所で一緒に練習しましょう。

この記事の目次
  1. 「飛び出さないで」を、目で見てできる動作に変える
  2. 道路へ出る前の「止まる場所」を家の周りで決める
  3. 遊びの途中でも、ボールや友だちを追わずに大人を呼ぶ
  4. 短い声かけのあと、実際の道で一つずつ確かめる
  5. 飛び出しそうになったときは、安全確保のあとで振り返る
  6. 家庭で確認する手順
  7. よくある質問

「飛び出さないで」を、目で見てできる動作に変える

子どもに「道路は危ないから気をつけて」と伝えるだけでは、何をすればよいかが曖昧です。警視庁は、抽象的な注意ではなく、なぜ危ないのか、どう注意するのかを具体的に教え、実際に利用する道路で歩き方や横断の仕方を伝えるよう案内しています。

家庭では、まず「道路の手前で止まる」「車道に出る前に、見える場所で左右を確かめる」「車や自転車が来ていたら渡らず待つ」と短く伝えます。渡り始めてからも周りの様子を見ること、信号が青でも車が止まったと自分で確認することを、年齢や場所に合わせて練習しましょう。

横断する場所は、横断歩道や歩道橋など地域で案内されている安全な場所を選びます。停まっている車の間や、車の直前・直後から渡ると、運転者から見えにくく、子どもも接近する車を確かめづらくなります。子どもだけでその隙間を通って横断する練習はしないでください。

「止まる・見る・確かめる」を、いつもの道で大人と一緒に練習する

道路へ出る前の「止まる場所」を家の周りで決める

飛び出しは、横断歩道だけで起こるものではありません。家や集合住宅の出入口から歩道へ出るとき、駐車場を歩くとき、塀や植え込みで左右が見えにくい角、停まっている車のそばなども、いったん止まる場所を決めておきたい場面です。

子どもが通る場所を大人が先に確認し、「門を出たらこの線の手前で止まろう」「車の出入口では、歩道に出る前に止まろう」と場所に結び付けて伝えます。見通しが悪い場合は、子どもを先に車道へ出して確認させず、大人が一緒に安全な位置を探してください。道路の構造や交通量によって安全な位置は異なるため、無理な位置で左右確認をさせないことが大切です。

家の前で車に乗り降りするときも、子どもが道路を横切らずに済む場所を選び、降りた後すぐ走り出さないよう大人がそばで見守ります。警察庁の交通の教則も、子どもだけを車から降ろす際は道路を横断しなくてすむ位置に止めること、出発を急がせないことを保護者へ呼びかけています。

  • 玄関・門・駐車場から道路へ出る前に止まる位置
  • 塀、植え込み、停車車両で車が見えにくい場所
  • 子どもがボールや友だちを追いかけそうな場所
  • 車の乗り降りで道路を横切らずに済む位置
  • 暗い時間や雨の日に見え方が変わるところ

遊びの途中でも、ボールや友だちを追わずに大人を呼ぶ

ボールが道路へ転がったり、友だちが向こう側へ行ったりした瞬間は、子どもが反射的に走り出しやすい場面です。「ボールを追いかけない」だけで終わらず、道路に出る前に止まる、近くの大人を呼ぶ、ボールは大人と一緒に取りに行く、という次の行動までセットで伝えます。

道路や車の近くでは遊ばないことも、遊び始める前に決めます。ボール遊びをするなら、道路から離れた場所を選び、出入口や駐車場への動線にも注意します。大人が見守れない場所では遊ばせないなど、場所の選び方も子ども任せにしないでください。

練習は、本物の危険を再現する必要はありません。家の中で「ボールが道路へ行ったらどうする?」と聞き、「止まって、大人を呼ぶ」と答えられたら、外では大人と一緒に安全な場所から動きを確認します。車が来る状況を作ったり、子どもを驚かせたりしないでください。

会話例
保護者「ボールが道路へ転がったら、どうする?」 子ども「道路には行かないで、おとなを呼ぶ。」 保護者「そうしよう。ボールを取るのは、おとなと一緒に安全を確かめてからね。」

短い声かけのあと、実際の道で一つずつ確かめる

練習は、子どもがよく通る道の一か所から始めましょう。大人が子どもの手をつなぐ、またはすぐ支えられる位置に立ち、道路の手前で止まれたか、見えない場所へ進まず大人へ知らせられたかを一緒に確かめます。初めから子ども一人で判断させるテストにしないでください。

最初は大人が手順を見せ、次に大人と子どもで一緒に行い、慣れてきたら子どもに「どこで止まる?」と説明してもらいます。うまくできないときは、子どもを責めず、立ち止まる位置が分かりにくかったのか、車が見えなかったのかを確認して、場所や伝え方を調整します。発達段階や経験によってできることは違うので、年齢だけで一律に任せる範囲を決めないようにします。

文部科学省の通学安全教材では、子どもの発達段階に応じて危険を予測する内容があり、映像を止めて考えたり、安全な横断の仕方を話し合ったりする活用例が紹介されています。家庭でも、長い講義より「ここで止まるのはなぜかな」と短く話し、実際の状況と結び付けると取り組みやすくなります。

通学・外出 ・ 9分 子どもの通学路で確認したい危険箇所|親子チェックリスト 実際の通学路で見通しや横断場所を点検する手順をまとめています。

飛び出しそうになったときは、安全確保のあとで振り返る

子どもが道路へ向かいそうになったら、まず大人が安全な場所へ止めます。車道に飛び込んで追いかけると、大人も危険にさらされるため、周囲の交通を確認しながら声をかけ、必要なら近くの大人に助けを求めてください。差し迫った危険や事故が起きた場合は、地域の緊急連絡先に連絡します。

落ち着いてから「なぜ走ったの」と叱るより、「ボールが転がって追いかけたくなったんだね。次は道路の前で止まって呼ぼう」と、起きた場面と次にする行動を短く確認します。飛び出しが続く場合は、道路際で遊ばない環境を作る、付き添いを増やす、学校や園に状況を共有するなど、大人側の見守りや環境を見直しましょう。

見通しの悪い道路、歩道のない区間、車の速度が気になる場所などは、家庭で子どもに注意させるだけでは変えられません。気づいた場所・時間帯・見えにくさを整理し、学校や自治体の担当窓口へ相談してください。通学路のルールに関わる場合は、家庭だけでルートを変えず、まず学校へ確認しましょう。

子どもを責める前に、飛び出しが起きた場所と「次にする行動」を一緒に見直す

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家庭で確認する手順

  1. 01
    家の出入口、駐車場、通学路など、子どもが道路へ出る場所を大人が先に確認する
  2. 02
    道路の手前で止まる位置を決め、「止まる・見る・確かめる」と短く伝える
  3. 03
    ボールや友だちを追わず、大人を呼ぶことを遊びの前に話しておく
  4. 04
    実際の道では大人がすぐ支えられる位置に立ち、一か所ずつ一緒に練習する
  5. 05
    見通しや交通環境に課題があれば、学校や自治体へ相談し、状況が変わったら再確認する

よくある質問

何歳から一人で道路を渡らせてもよいですか?
年齢だけでは決められません。道路の幅や交通量、見通し、信号や横断歩道の有無、子どもが止まる・見る・待つ行動をとれるか、通学時のルールなどを合わせて考えます。まず大人と一緒に実際の道を歩き、学校や地域の案内も確認してください。
「飛び出さないで」と何度も言っているのに、急に走ります。
言葉だけではなく、走り出しやすい場面を見つけて「道路の前で止まる」「ボールは追わずに大人を呼ぶ」と次の動きを具体的に伝えます。道路際で遊ばない環境を作り、必要な間は大人がそばで見守ってください。
信号が青なら、左右を見なくても渡れますか?
青信号でも周囲を確認してから渡るよう教えましょう。曲がってくる車や、横断歩道付近の見えにくさなどがあるため、信号の色だけを見て急いで進まず、地域の交通状況に合わせて大人と練習します。
ボールが道路へ転がったら、どう教えればよいですか?
「ボールを追わない」「道路の手前で止まる」「大人を呼ぶ」と、次の行動まで決めます。取りに行くのは大人が交通状況を確認してからにし、車の間や車の前後から子どもだけで道路へ出さないでください。
見通しが悪い道でも、左右を確認する練習をすれば大丈夫ですか?
子どもの確認だけで安全が確保できるとは限りません。大人が安全な位置を選び、見えない場合は渡らず待つ、別の横断場所を使うなど、学校や地域のルールに沿って行動します。道路環境に問題があれば学校や自治体へ相談してください。
参考資料・出典

この記事を書いた人

こども安全ナビ編集部

子どもの小学校入学をきっかけに、防犯や事故防止について調べるようになりました。

「こども安全ナビ」では、警察や自治体、公的機関などが公開している情報をもとに、子どもの安全について保護者目線で分かりやすく紹介しています。

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家庭で無理なく続けられる安全対策を考えていきます。

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