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子どものネットトラブルはどこに相談する?状況別の初動

子どものネットトラブルが起きたとき、まず確認することと相談先の選び方を整理。脅し・画像拡散・いじめ・課金など、状況に合わせた初動と伝え方を紹介します。

子どもから「SNSで変なメッセージが来た」「写真を広められた」「ゲームでお金を使ってしまった」と打ち明けられると、どこへ相談すればよいか迷いますよね。まずは子どもを責めず、今すぐ身の危険があるかを確かめましょう。安全を確保したら、返信や送金を止め、画面や日時を残し、警察・学校・消費生活相談・人権相談など、困りごとに合う窓口へつなぎます。

この記事の目次
  1. 最初に確かめるのは、子どもが今安全かどうか
  2. 子どもを責めず、やり取りを止めて記録する
  3. 相談先は、困りごとの種類に合わせて選ぶ
  4. 相談するときは、分かる範囲の情報をまとめる
  5. 家庭で確認する手順
  6. よくある質問

最初に確かめるのは、子どもが今安全かどうか

ネットの出来事でも、相手が「今から会いに行く」「学校や家を知っている」と伝えてきた、実際に待ち伏せされている、脅されているなど、現実の危険につながる場合があります。まず子どもが今どこにいて安全か、相手と会う約束がないか、居場所を知られているかを落ち着いて確かめます。差し迫った危険があれば、画面の保存や記事を読むことより、安全な場所へ移動して110番することを優先してください。

緊急ではないけれど、脅しやつきまとい、不正ログイン、個人情報の掲載など犯罪の疑いがあるときは、最寄りの警察署や都道府県警察の相談窓口へ相談できます。ネット上の違法情報の通報先と、被害に遭った人が具体的に相談する警察窓口は役割が異なります。状況を説明して、どの窓口がよいか確認しましょう。

差し迫った危険があるときは、記録よりも安全な場所への移動と110番を優先する

子どもを責めず、やり取りを止めて記録する

話してくれた子どもには、まず「教えてくれてありがとう」「一緒に考えよう」と伝えます。約束を破ったように感じる場合でも、最初に叱ったり、スマートフォンを取り上げると言ったりすると、次に困ったときに相談しにくくなることがあります。詳しい経緯をすぐに説明できなくても構いません。今も相手と連絡が続いているか、会う予定や送金の要求があるかなど、安全と被害の拡大に関わることから確認しましょう。

相手への返信、送金、商品購入、追加の写真や個人情報の送信、投稿の再共有はいったん止めます。削除やブロックをする前に可能なら、サービス名、相手のアカウント名、投稿URL、日時、メッセージや要求内容を記録します。警察庁も、削除依頼や相談に備えて、掲載された画面やサイト名、URL、書き込み者、日時、内容を残すよう案内しています。

性的な画像が関係する場合は、その画像を誰かに転送したり、グループへ共有して確認を求めたりしないでください。画像そのものを複製して広げず、相手のアカウントや送信された日時、どんな要求があったかを、信頼できる大人と相談窓口へ伝えます。子どもに何度も画像を見せたり、相手へ直接連絡させたりする必要はありません。

  • 子どもの話を遮らず、今の居場所と相手との接触予定を確認する
  • 返信・送金・購入・追加送信・再投稿をいったん止める
  • サービス名、相手のアカウント、投稿URL、日時、要求内容を記録する
  • パスワードや認証コードを相手に渡さず、子どもだけで削除交渉や面会をさせない

相談先は、困りごとの種類に合わせて選ぶ

「ネットトラブル」という名前の窓口一つですべてを扱うわけではありません。警察は犯罪や危険が疑われる被害、学校は学校生活や友人関係に関する問題、消費生活センターは課金や契約、人権相談は誹謗中傷や個人情報の掲載など、相談内容に応じて役割が分かれています。迷うときは、こども家庭庁の相談窓口一覧から、子ども本人や保護者が利用できる電話・SNS等の窓口を探せます。

学校に相談する場合は、担任だけでなく、学年主任、養護教諭、スクールカウンセラーなど、子どもが話しやすい大人から始めてもかまいません。学校へ伝えるときは、ネット上のやり取りが学校での人間関係や登校にどう影響しているかも共有しましょう。学校以外の相談先が必要な場合は、法務省の「こどもの人権110番」や、文部科学省が案内する子どものSOS相談窓口も選択肢です。

課金・送金・契約や、ゲーム内アイテムの購入トラブルは、消費者ホットライン188から地域の消費生活センター等へ相談できます。誹謗中傷や個人情報の投稿について、削除依頼の手順が分からない場合は、違法・有害情報相談センターが本人による対応方法を案内します。窓口によって相談できる内容や受付方法が違うため、連絡前に公式ページを確認してください。

状況別に見る相談先の目安

横にスクロールできます

起きていることまず検討する相談先伝えるとよい情報
会う約束、脅し、つきまとい、個人情報の悪用、性的な要求差し迫った危険は110番。緊急でなければ警察署・都道府県警察の相談窓口相手のアカウント、連絡内容、日時、居場所を知られているか、会う予定
友人の悪口、仲間外れ、学校生活や登校への影響担任・学年主任・養護教諭・スクールカウンセラー。学校以外なら子どもの相談窓口や法務省の人権相談いつから、どのサービスで、学校生活にどんな影響があるか
ゲーム課金、送金、購入、契約、もうけ話消費者ホットライン188から地域の消費生活センター等購入・送金の有無、金額、支払い方法、購入履歴や相手の案内
誹謗中傷、写真や個人情報の掲載、削除の進め方サービスの通報機能、違法・有害情報相談センター、人権相談。犯罪被害は警察にも相談投稿URL、アカウント、掲載日時、削除申請の状況

相談先は併用できます。危険が迫っているときは、安全確保と警察への連絡を先にしてください。

スマホ・ネット ・ 10分 子どものSNSトラブルに備える家庭ルールと相談時の対応 SNSで困ったときの共通の初動と、親子で決める相談の約束はこちら。

相談するときは、分かる範囲の情報をまとめる

相談前に、子どもが何度も説明し直さなくてよいよう、保護者が分かる範囲でメモを作っておくと話しやすくなります。いつ頃から、どのアプリやゲームで、何が起きたのか。相手から何を求められたか。画像や個人情報が投稿されたか。送金や課金をしたか。今も連絡や接触が続いているかを整理します。分からない項目は空欄でかまいません。

スクリーンショットやURLには、子ども本人や友人の氏名、学校名、住所、顔写真などが含まれる場合があります。相談に必要な相手へだけ共有し、SNSや保護者同士のグループへ転載しないようにします。パスワードやワンタイムコード、クレジットカード番号を相談フォームや相手へ送る必要はありません。公式窓口を装う連絡にも気をつけ、案内されたリンクではなく公式サイトから窓口を確認しましょう。

対応を始めた後も、子どもの気持ちや生活の変化を見守ります。眠れない、学校へ行きづらい、端末を見ると強く不安になるなどの様子が続く場合は、ネット上の投稿対応と並行して、学校や子どもの相談窓口、医療・心理の専門家にも相談してください。すぐに解決しなくても、子どもが相談できる大人を一人に限定せず、安心して話せる相手を一緒に探します。

子どもが相談してくれたことを受け止め、次の一歩を一緒に決める

スマホ・ネット ・ 10分 子どものスマホ・インターネット安全ガイド 家庭のルールや端末設定を含むネット利用の備えを確認できます。

家庭で確認する手順

  1. 01
    子どもの居場所、相手との接触予定、今すぐの危険を確かめる
  2. 02
    危険が迫っていれば安全な場所へ移動し、110番する
  3. 03
    子どもを責めず、返信・送金・購入・追加送信を止めて画面や日時を記録する
  4. 04
    警察・学校・消費生活・人権相談など、状況に合う窓口へつなぐ
  5. 05
    相談先と対応を確認しながら、子どもの気持ちや生活を見守る

よくある質問

ネットトラブルの相談先が分からないときは、どこへ連絡すればよいですか?
差し迫った危険や犯罪の疑いは警察、学校生活や友人関係への影響は学校、課金や契約は消費者ホットライン188が目安です。内容が整理できないときは、こども家庭庁の相談窓口一覧から子どもや保護者向けの窓口を探せます。
証拠を残す前に投稿を削除してもよいですか?
安全を損なわない範囲で、削除依頼や相談に必要なURL、相手のアカウント、日時、画面を先に記録できると役立ちます。相手が近くにいる、脅しが続くなど危険がある場合は、記録より安全確保と警察への連絡を優先してください。
子どもが課金してしまった場合、警察に相談しますか?
購入や契約の経緯、決済方法、請求額を確認し、まずゲーム会社やプラットフォームの公式窓口へ連絡します。返金の可否は状況や事業者の規約等によって異なります。困ったときは188から地域の消費生活センター等へ相談できます。
子どもが話したがらないときは、どうすればよいですか?
すぐに詳しい説明を求めず、「話せる範囲でいい」「今すぐ安全かだけ教えて」と伝えます。保護者に話しにくい場合は、学校の養護教諭やスクールカウンセラー、こども家庭庁の相談窓口一覧にある子ども向け窓口など、本人が話しやすい大人や相談方法を一緒に選びましょう。
参考資料・出典

この記事を書いた人

こども安全ナビ編集部

子どもの小学校入学をきっかけに、防犯や事故防止について調べるようになりました。

「こども安全ナビ」では、警察や自治体、公的機関などが公開している情報をもとに、子どもの安全について保護者目線で分かりやすく紹介しています。

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