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子どもの留守番ガイド|始める前の準備と家庭内ルール

留守番を始める前に確認しておきたい、紙の約束、連絡先の共有、玄関の施錠、火や窓周りの環境整備をまとめたガイドです。

子どもの留守番を始める前にまず揃えたいのは、「紙に書いた約束」「確実につながる連絡先」「玄関を開けない施錠状態」「火や窓周りの安全な環境」です。何歳から始めるかの判断基準については、別記事で詳しく解説しています。不審者の侵入や火災など、今すぐ危険が迫っているときは、安全な場所へ避難して、110番または119番してください。

この記事の目次
  1. 今日、留守番を始めるか延期するか
  2. 約束は、口頭ではなく紙に書いて貼る
  3. 火と窓は、注意の言葉より先に片付ける
  4. 帰宅後に確認したいことと、約束の見直し
  5. 家庭で確認する手順
  6. よくある質問

今日、留守番を始めるか延期するか

子どもの留守番を考えるとき、最初に見たいのは家の中の準備です。何歳から始めるかの判断基準については、別記事で詳しく解説しています。来客や電話の練習も、それぞれの記事で手順を追えます。今日は、紙の約束と、火や窓のまわりを先に確認していきましょう。

子どもが怖がったり嫌がったりしているとき、連絡先が1人分しか確保できていないとき、ライターや窓の足場がまだ片付いていないときは、たとえ短時間であっても無理せず延期してください。過去に一度留守番ができた経験があっても、子どもの体調や天候が普段と違う日は「今日はやめておく」と判断して問題ありません。

こどもの安全ナビ編集部
「何歳から留守番できるか」の前に、まずは「今日、子どもを家に残せる環境が整っているか」を確かめましょう。

先に揃えるのは、紙の約束と、火や窓の環境

留守番の準備チェックと各テーマの解説記事一覧

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確認する項目家庭で行うこと詳しい解説記事
始めるかどうかの判断子どもの不安、連絡手段、留守番時間、危険箇所の確認年齢だけで決めない判断チェック
約束と連絡のルール紙に書いて貼る。「出ない相手」を具体的に決める家庭ルール、インターホン、電話の各記事
火と窓の危険防止ライター等を片付ける。足場の撤去と補助錠の確認このあとの「火と窓」

※施錠の細かい手順、避難経路の確認、地震対策、連絡端末の選び方などは、各テーマの詳細記事で扱っています。

約束は、口頭ではなく紙に書いて貼る

長野県警察の案内(2026年4月更新)では、子どもが家で留守番をする際の対策として、事前に家庭内でルールを話し合い、約束を目に付く場所に紙で貼っておくことや、緊急連絡手段を確保しておくことの重要性が示されています。口頭で伝えただけでは、インターホンが突然鳴った際などに子どもが混乱し、約束を思い出せないことがあるためです。

同案内では、在宅中であっても玄関や窓に鍵を掛けること、来訪者があっても玄関を開けないこと、電話やインターホンには出ず留守番電話に設定しておくこと、緊急連絡先を共有し不安を感じたら110番することなどが推奨されています。

来客への具体的な対応や電話の受け答えの練習は、まず「出ない」という基本方針を共有したうえで、別記事のステップに沿って進めます。宅配便などは子どもに受け取らせず、保護者が在宅している時間帯に指定することを基本としてください。

会話例
子ども「インターホンが鳴ったらどうする?」 保護者「出なくて大丈夫だよ。紙に書いてある『出ない』を確認して、静かに部屋にいようね。帰ってきたら鳴ったことだけ教えてね。」

約束は紙に書いて、目に付く場所に貼る

火と窓は、注意の言葉より先に片付ける

東京消防庁は、ライター類を子どもの目に触れず手の届かない場所で保管すること、幼い子どもだけを残して外出しないことを呼びかけています。同庁のまとめ(平成30年〜令和4年)では、12歳以下の子どもの火遊びによる火災が87件ありました。出火場所は自宅が27件(31.0%)で最も多く、6歳以上では15時〜16時台に多くなっています。発火源の約6割にあたる49件がライターでした。

同庁が紹介する事例では、一人で留守番をしていた子どもが、道で拾って持ち帰ったマッチの火を消せなくなり、ごみ箱に捨てたことで出火。手に火傷を負い、通りかかった郵便局員が発見して119番通報に至ったケースが報告されています。子ども自身に初期消火を試みさせてはいけません。火や煙を見つけたときは「すぐにその場から離れる」「大声で周囲の大人に知らせる」「安全な場所に逃げてから119番する」の3点を徹底して約束しておきましょう。

窓やベランダからの転落について、消費者庁は注意を呼びかけています。事故は夏に増える傾向があり、3〜4歳が多く、窓が開いた部屋で子どもだけで遊んでいるときに起きやすくなっています。「幼い子どもだけを残して外出しない」「足場になる物を置かない」「補助錠を付ける」が、案内されている対策です。未就学児がいる日は、無理せず外出を延期しましょう。小学生の短い留守番でも、補助錠と、足場になる物をどけるところまで先に済ませましょう。網戸は子どもの体重を支えられないので、補助錠があっても網戸だけには頼らないようにします。

  • ライターやマッチは、子どもの目に入らず手の届かない場所へ完全にしまう
  • 窓や網戸には、子どもの手が届きにくい位置に補助錠を取り付ける
  • ベランダや窓の近くに、踏み台・足場となるゴミ箱や家具を置かない

火や窓は、注意の言葉より先に片付ける

帰宅後に確認したいことと、約束の見直し

長野県警察の案内では、留守番が終わったあとに子どもの話を聞き、不審な出来事があれば警察への相談や届出を行うよう求めています。また、万が一侵入者と遭遇した場合は安全な場所へ逃げることを最優先とし、安全を確保してから110番通報すること、異変を感じた時点で通報することも呼びかけています。帰宅後の会話は子どもを叱ったり反省させたりする場ではなく、安全対策をアップデートするための機会として活用しましょう。

帰宅後は、来訪の有無、火や窓への接触、怖かったこと、分かりにくかったルールを優しく聞いてみましょう。何事もなく過ごせても、すぐに時間を延ばしたり、回数を増やしたりしなくて大丈夫です。始めるべきかまだ不安が残るときは、年齢の判断基準を別記事で確認してみてください。

  • 不審な訪問や異変があった際の警察への相談・届出は、大人が責任を持って行う
  • 一度問題なく過ごせたからといって、留守番の時間を急に延ばさない

家庭で確認する手順

  1. 01
    留守番の時間・天候・子どもの体調を確認し、延期すべき条件に当てはまらないか見極める
  2. 02
    「玄関を開けない」「電話やインターホンに出ない」といったルールを紙に書いて貼り出す
  3. 03
    ライターやマッチを確実に片付け、窓の補助錠とベランダの足場を点検する
  4. 04
    保護者の連絡先と、不在時につながる緊急連絡先を子どもが見やすい紙に明記する
  5. 05
    帰宅後、来訪の有無・火や窓への接触・怖かったこと・分かりにくかったルールを優しく聞き取る

よくある質問

テレビや照明は必ずつけておくべきですか?
長野県警察の案内では、在宅しているように見せる工夫としてテレビや照明の活用が紹介されています。集合住宅の場合は近隣への音漏れに注意して設定してください。ただし、照明等をつけているだけで不審者の侵入を完全に防げるわけではありません。
宅配便が届く予定がある日はどうすればよいですか?
子ども一人で荷物を受け取らせることは避けましょう。大人が在宅している時間帯へ再配達・時間指定を変更するか、置き配や宅配ボックスなど対面を伴わない受け取り方を手配してください。
110番と119番はどのように使い分ければよいですか?
火災・けが・急病は119番、不審者の侵入や身の危険を感じたときは110番です。危険が迫っているときは、読み返さずに安全な場所へ避難してから、状況に合った番号へ通報してください。
参考資料・出典

この記事を書いた人

こども安全ナビ編集部

子どもの小学校入学をきっかけに、防犯や事故防止について調べるようになりました。

「こども安全ナビ」では、警察や自治体、公的機関などが公開している情報をもとに、子どもの安全について保護者目線で分かりやすく紹介しています。

子どもを必要以上に怖がらせず、親も不安になりすぎない。

家庭で無理なく続けられる安全対策を考えていきます。

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