通学・外出 公開日

子どもの靴・服装で転倒や事故を防ぐチェックポイント

毎日の登下校や外遊びで起きる転倒やすり傷、遊具やドアへの挟まり事故。靴のサイズ選びやつま先・靴底の点検、フードや服のひも(ドローコード)の安全対策を詳しく解説します。

「子どもの靴や洋服、デザインや動きやすさ以外に危ないポイントはあるのかな?」成長が早い子どもの身の回り品は、サイズ選びや着せ方で迷うことが多いですよね。実は、ほどけた靴ひもやすり減った靴底、上着の首回りや裾についている「ひも」が、思わぬ転倒や遊具での窒息事故につながることがあります。家庭でできる日々の安全チェックポイントを一緒に確認してみましょう。

この記事の目次
  1. 足に合わない靴が引き起こす「転倒・つまずき」のリスク
  2. 遊具やドアに挟まる「服のひも・フード」の窒息事故
  3. 自転車やエスカレーターでの「裾・靴ひもの巻き込み」
  4. 雨天時や暗い時間帯の「装備点検」
  5. 通学・外遊びの服装・靴安全チェックシート
  6. 年齢に応じた靴選びのコツと毎日の点検習慣
  7. 家庭で確認する手順
  8. よくある質問

足に合わない靴が引き起こす「転倒・つまずき」のリスク

「すぐに足が大きくなるから」と1〜2サイズ大きめの靴を買ってしまう保護者は少なくありません。しかし、大きすぎる靴は靴の中で足が前後に滑り、歩行中につま先が引っ掛かって激しく転倒する原因になります。

逆に小さすぎる靴は足の指を圧迫して変形させ、踏ん張りが効かなくなってバランスを崩しやすくなります。理想的なサイズは、かかとをぴったり合わせた状態で、つま先に0.5cm〜1cm程度の適度なゆとりがある状態です。

また、靴のかかとを踏み潰して履く癖があると、靴の持つホールド機能が失われ、走った瞬間に脱げて大怪我につながります。靴底(ソール)の溝がすり減ってツルツルになっていないかも、月1回は裏返して点検しましょう。

大きすぎる靴は転倒の元。かかとが固定され、つま先に適度なゆとりがあるものを選ぶ

遊具やドアに挟まる「服のひも・フード」の窒息事故

パーカーのフードや、首回り・ウエスト・裾についている引きひも(ドローコード)は、子どもの命に関わる重大事故の原因になっています。

すべり台を滑るときにひもが柵の隙間に引っ掛かったり、電車のドアやエレベーター、車のドアに挟まったまま発進して首が絞まる痛ましい事故が国内外で発生しています。

日本産業規格(JIS L 4129)でも子ども服のひもに関する安全基準が定められており、特に7歳未満の子ども服では首回りのひもが原則禁止されています。引っ張り出せるひもがついている服は、あらかじめひもを抜くか、短く切って縫い留めておくのが安全です。

自転車やエスカレーターでの「裾・靴ひもの巻き込み」

ワイドパンツやロングスカートなど裾の広いボトムスは、自転車のチェーンやペダル、エスカレーターのステップの隙間に挟み込まれる事故が多発しています。

自転車に乗る日や公園で活発に遊ぶ日は、足首がすぼまったズボンを選ぶのが鉄則です。どうしても裾が広いズボンを履く場合は、裾バンド(レッグバンド)で留めて巻き込みを防ぎましょう。

また、ほどけた靴ひもを踏んで転倒したり、チェーンに巻き込まれたりする事故も多いため、上手に結べない低学年のうちはマジックテープ式や結ばないゴム製靴ひもを活用するのがおすすめです。

会話例
保護者「靴ひもがほどけていると踏んで転んじゃうよ。歩く前にしっかり結び直そうね。」
通学・外出 ・ 9分 子どもの通学・外出の安全対策|一人歩きで確認したいこと 登下校や外出全般の服装と持ち物の注意点を整理しています。

雨天時や暗い時間帯の「装備点検」

雨の日は傘をさすことで視界が狭まり、足元の水たまりや段差に気づきにくくなります。長靴はスニーカーに比べて脱げやすいため、サイズが足に合っており、靴底の滑り止めがしっかり機能しているか確かめましょう。

傘は前が見える透明窓付きのものが安心です。また、つばの広い帽子を深く被りすぎると上方の視界が遮られるため、適切な角度で被らせます。

夕暮れ時や夜道では、黒や紺などの暗い服を着ているとドライバーから見えにくくなります。明るい色の上着を選ぶか、反射材付きのキーホルダーやワッペンを身につけましょう。

雨天時は長靴の滑り止めと透明傘、暗い時間帯は反射材でドライバーからの視認性を高める

通学・外遊びの服装・靴安全チェックシート

毎朝の登校前や新しい服・靴を購入する際に活用できる安全チェックシートです。

部位別の安全チェック項目

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部位チェックするポイント安全な選択肢・対策
頭・首回りフードや首紐が遊具に引っ掛からないかフードなし上着、取り外せるタイプを選ぶ
トップス裾から長いひもが垂れていないかひもを抜くか、短く切って縫い留める
ボトムス裾が広がって車輪や隙間に巻き込まれないか足首が絞られたジョガーパンツ等を選ぶ
足元(靴)サイズが合っているか、靴底の溝があるかかかとが固定され0.5〜1cmのゆとりのある靴
靴ひも歩行中にほどけて足を取られないかマジックテープ式、結ばないゴム紐を活用
雨具・反射材暗闇や雨天時にドライバーから見えるか反射キーホルダーや反射シールを身につける

小学校によっては遊具事故防止のためフード付き衣服の着用を禁止している学校もあります。

年齢に応じた靴選びのコツと毎日の点検習慣

子どもの足は、3〜5歳頃までは半年に約1cm、小学生でも半年に約0.5cmのペースで急速に成長します。そのため、「一度買った靴を1年間ずっと履かせる」と、いつの間にか足が圧迫されていることがあります。

3〜4か月に一度は、中敷き(インソール)を取り出して子どもの足を乗せ、つま先の余裕を確認しましょう。指の跡が中敷きの先端からはみ出していたら、サイズアップのサインです。

また、玄関で靴を履く際に「かかとをトントンと地面につけてから留める」動作を親子で習慣づけると、足が靴の中でしっかり固定され、歩きやすさと安全性が格段に向上します。

  • 中敷きを出してつま先に0.5〜1cmのゆとりがあるか確認した
  • 靴底の溝がすり減ってツルツルになっていないか確かめた
  • 上着の首回りや裾に危険な引きひもがついていないか点検した
  • 自転車に乗る日は裾が広がっていないズボンを選んでいる
  • 暗い時間に通学する場合は反射材を身につけている

家庭で確認する手順

  1. 01
    靴のかかとやつま先、靴底のすり減りを定期的に点検する
  2. 02
    服に引っ掛かりやすいフードや長いひもがないか確認し、必要なら抜く
  3. 03
    靴ひもがほどけやすい場合は、ゴム紐や留め具の活用を検討する
  4. 04
    自転車に乗る日は足首周りがすっきりした服装を選ばせる
  5. 05
    暗い時間帯の外出に備えて、リュックや靴に反射材を付ける

よくある質問

学校指定の制服にフードやひもがある場合はどうすればいいですか?
制服で変更が難しい場合は、遊具で遊ぶときは上着を脱ぐ、ひもを結んで内側に入れ込むなどのルールを子どもと約束しておきましょう。
長靴は大きめを買っても大丈夫ですか?
長靴はスニーカーに比べて脱げやすく、大きすぎると歩行中に脱げて転倒する危険があります。中敷き(インソール)で調整するか、足首が適度にホールドされるタイプを選びましょう。
反射材はどこにつけるのが一番効果的ですか?
車のヘッドライトの光が当たりやすい足元(靴のかかと・ズボンの裾)や、動いて目立ちやすい手首、リュックの後ろ側に取り付けるのが効果的です。
サンダルやクロックスで公園へ遊びに行かせてもいいですか?
脱げやすいサンダルやかかとが固定されない履物は、遊具からの落下や小石による怪我、エスカレーターへの巻き込み事故のリスクが高くなります。外遊びや公園へ行くときは運動靴を履かせましょう。
参考資料・出典

この記事を書いた人

こども安全ナビ編集部

子どもの小学校入学をきっかけに、防犯や事故防止について調べるようになりました。

「こども安全ナビ」では、警察や自治体、公的機関などが公開している情報をもとに、子どもの安全について保護者目線で分かりやすく紹介しています。

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家庭で無理なく続けられる安全対策を考えていきます。

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