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雨の日の登下校で気をつけたい安全ポイント

雨の日の登下校は、傘による視界の狭まりや車のスリップ事故など危険がいっぱい。傘の正しい持ち方、滑りやすい路面や増水側溝の回避、横断時の目視確認、雨具の選び方を詳しくまとめました。

「雨の日の登下校、傘をさして前がちゃんと見えているか心配…」視界が悪く路面も滑りやすい雨の日は、晴れの日以上に交通事故や転倒のリスクが高まりますよね。大切なのは、傘で前や左右を塞がない差し方を身につけることと、道路の手前で必ず立ち止まる習慣を徹底することです。雨の日に親子で確かめたい安全ポイントを一緒に見ていきましょう。

この記事の目次
  1. 傘で「前と左右が見えない」危険を防ぐ正しい差し方
  2. 雨の日は「車の音が聞こえない」「車が止まりにくい」二重の罠
  3. マンホール・白線・増水した側溝の滑り・転落リスク
  4. 横断歩道では「止まる・傘を傾けて確認する」安全動作
  5. 雨天時の通学路危険箇所と安全対策一覧表
  6. 雨の日の持ち物・装備の選び方と日々の点検
  7. 家庭で確認する手順
  8. よくある質問

傘で「前と左右が見えない」危険を防ぐ正しい差し方

雨の日に子どもたちの登校風景を観察すると、雨粒が顔に当たるのを嫌がって傘を前方に深く傾け、完全に足元しか見えない状態で歩いている姿がよく見られます。

傘の柄は両手でしっかり持ち、地面に対してまっすぐ垂直に立ててさすのが基本です。前方の見通しを確保するため、傘の布地の一部が透明ビニールになっている「透明窓付きの傘」を選ぶと、前方を遮るリスクを大幅に減らせます。

また、レインコート(カッパ)のフードを深く被っていると、首を左右に振ってもフードの内側しか見えなくなります。フードを被る際も、視界が遮られていないか、ツバが長すぎて下がりすぎていないかを確認しておきましょう。

傘は前へ倒さずまっすぐ立てる。透明窓付きの傘で前方の視界を確保する

会話例
保護者「傘を前に倒すと前が見えなくなって車に気づけないよ。まっすぐ持って、前が見えるように歩こうね。」

雨の日は「車の音が聞こえない」「車が止まりにくい」二重の罠

傘にバチバチと当たる雨音や風の音によって、後ろや横から接近してくる自動車や自転車の走行音が非常に聞こえにくくなります。子ども自身が車の接近に気づくのが遅れがちです。

さらにドライバー側も、雨粒でフロントガラスやサイドミラーの視界が悪化し、薄暗がりの中で歩行者の発見が遅れます。濡れた路面ではタイヤがスリップし、ブレーキを踏んでから停止するまでの制動距離が晴天時より大きく伸びます。

「車が自分に気づいて止まってくれるだろう」という思い込みは非常に危険です。「車からは自分が見えていないかもしれない」「車は急には止まれない」という前提を子どもに伝えておきましょう。

マンホール・白線・増水した側溝の滑り・転落リスク

雨で濡れた道路には、大人でも足を滑らせる危険なポイントがたくさん潜んでいます。特に鉄製のマンホールの蓋、道路の白線や横断歩道のペイント部分、側溝の金属グレーチングは極めて滑りやすく、転倒して車道側へ倒れ込む事故につながります。

また、ゲリラ豪雨や長雨の日は側溝や用水路の水かさが増し、道路と水路の境目が水没して見えなくなることがあります。長靴で水たまりに入って遊んでいるうちに側溝へ転落し、そのまま流される水難事故が後を絶ちません。

「水が溜まっている場所は深さが分からないから入らない」「側溝の近くは絶対に歩かない」というルールを徹底しましょう。

通学・外出 ・ 9分 子どもの通学・外出の安全対策|一人歩きで確認したいこと 通学路全体の危険箇所点検と安全な歩き方の基礎をまとめています。

横断歩道では「止まる・傘を傾けて確認する」安全動作

雨の日の道路横断は、いつも以上に慎重な動作が求められます。道路の手前で必ずピタッと立ち止まりましょう。

左右の安全を確認するときは、傘を少し後ろへ傾けて顔を上げ、右・左・右の車をしっかり自分の目で確かめます。傘をさしたままでも、空いている方の手を高く大きく挙げて、ドライバーに「ここに子どもがいます」と存在をアピールすることが命を守ります。

友達と傘をぶつけ合ってふざけたり、傘の先を振り回して歩いたりしない公共マナーもあわせて伝えておきましょう。

渡る前に必ず一旦停止。傘を少し後ろに傾けて左右を目視し、手を高く挙げる

雨天時の通学路危険箇所と安全対策一覧表

雨の日に特に注意したい道路環境と、具体的な回避方法をまとめた一覧表です。

雨天時の通学路チェック項目と対策

横にスクロールできます

危険な場所・状況事故・怪我のリスク子どもの安全行動・対策
マンホール・側溝の蓋滑って転倒し車道へ倒れ込む踏まないように避けてアスファルトを歩く
横断歩道の白線ペイント上で靴が滑る白線と白線の間のアスファルト部分を踏む
冠水した道路・側溝境目が見えず水路に落ちて流される水たまりに入らず、道路の中央寄りを歩く
狭い歩道・ガードレールなし車が水はねを避けて寄ってくる車から離れて民家の壁側を一列で歩く
強風が吹く交差点・橋の上風に煽られて傘ごと車道へ飛ばされる傘を閉じてレインコートのみで歩く

台風や暴風雨のときは、無理に傘をさすと強風で飛ばされる危険があります。

雨の日の持ち物・装備の選び方と日々の点検

低学年のうちは両手が自由に使える明るい色のレインコート(カッパ)が最も安全ですが、学校での脱ぎ着や濡れた雨具の保管スペースの問題もあります。

傘を持たせる場合は、重すぎず風に強いグラスファイバー骨で、子どもの身長に合ったサイズ(低学年は親骨50cm前後)を選びましょう。黄色や明るい水色など、雨の中でも目立つ色が安心です。

長靴は靴底の溝がしっかり残っているかを定期的に確認し、ランドセルには防水カバーを取り付けて教材が濡れて重くなるのを防ぎましょう。

  • 傘に透明窓があり、前方が見通せるか確認した
  • 傘をまっすぐ垂直に持って歩く練習をした
  • マンホールや白線など滑りやすい場所を教えた
  • 横断歩道の手前で一旦停止し、傘を傾けて左右を見る練習をした
  • 増水した側溝や深い水たまりには近づかない約束をした

家庭で確認する手順

  1. 01
    傘のサイズが体格に合っているか、前が見通せる透明窓があるか確認する
  2. 02
    傘をまっすぐ持ち、前方の視界を塞がない歩き方を親子で練習する
  3. 03
    通学路にあるマンホールや側溝など滑りやすい場所を雨の日に一緒に歩いて確認する
  4. 04
    道路を横断する前に立ち止まり、傘を少し傾けて左右の安全を目視する手順を教える
  5. 05
    増水した側溝や深い水たまりへ近づかない約束を徹底する

よくある質問

傘とレインコート、どちらを持たせるのが安全ですか?
低学年のうちは両手が自由に使えるレインコートが安全ですが、学校での脱ぎ着のしやすさも考慮が必要です。併用する場合は、明るい色のレインコートを着たうえで、透明窓付きの軽い傘を持たせるのがおすすめです。
強風が吹いている雨の日はどうすればいいですか?
強風時に傘をさすと、風に煽られて車道側へ飛ばされたり転倒したりする重大な危険があります。風が強い日は無理に傘をささず、レインコートを着用させるか、保護者が付き添う・送迎するなどの判断を行いましょう。
傘を差しながら黄色い旗(横断旗)を持てない場合は?
無理に旗を持とうとしてバランスを崩すより、しっかりと傘を保持した状態で空いた方の手を大きく高く挙げて渡るよう指導しましょう。
折りたたみ傘を持たせても大丈夫ですか?
折りたたみ傘は風に弱く、開閉に力が必要なため、低学年の子どもには扱いにくいことが多いです。普段の通学にはワンタッチまたは安全ろくろ式の長傘を持たせるのが無難です。
参考資料・出典

この記事を書いた人

こども安全ナビ編集部

子どもの小学校入学をきっかけに、防犯や事故防止について調べるようになりました。

「こども安全ナビ」では、警察や自治体、公的機関などが公開している情報をもとに、子どもの安全について保護者目線で分かりやすく紹介しています。

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