親子の防犯は、怖い事件を見せるのではなく、距離を取って大人へ助けを求める練習にするための案内です。
防犯を教えると、子どもを怖がらせるのではないかと迷うことがあります。事件の細部を増やすより、短い行動を一つ練習する形にしましょう。
事件の話から入らない
ニュースの詳細や、怖がらせる映像は、行動の練習になりにくいです。「知らない人に声をかけられたら、人のいる場所まで離れる」のように、一つの行動から始めましょう。
被害に遭った人が悪い、という言い方はしないでください。困ったら大人に話してよい、を先に伝えます。
会話例
子ども「こわい話はしたくない。」 保護者「話はしなくていいよ。離れる場所だけ、一緒に見よう。」
教えるのは事件の詳細ではなく、次の一歩
参考:警察庁「子供を守る防犯活動」2026年9月20日に、家庭や地域での防犯の案内として確認。
相手役は、短く終える
保護者が声をかける役になるときは、大きな声や追いかけをしないでください。子どもが「離れる」と言えたら、そこで終えます。
練習のあと、「分からなかったこと」を聞いて、ルールの言葉を直します。正解を言えたかだけを採点しないでください。
家庭だけの役割にしない
見守り、通学路、学校の指導は、保護者一人の練習では代わりになりません。家庭は行動の言葉、地域や学校は環境、と分けて考えましょう。
子どもが怖がったら、その日は中断して構いません。安心できる大人に話してよい、と伝えて終えてください。
関連:子どもの防犯対策離れる場所と助けを求める相手の決め方は、こちらの記事で確認できます。
家庭で確認する手順
- 01家庭で想定する場面を一つだけ選ぶ
- 02子どもに最初の行動を言ってもらう
- 03相手役は短く、怖がらせずに終える
- 04分からなかったことを、次の言葉に反映する
よくある質問
- 防犯を教えるとき、子どもを怖がらせませんか?
- 事件の詳細を増やすより、短い行動を繰り返し練習します。怖くなったら中断して、安心できる大人へ相談してよいと伝えてください。
- 何歳から話せばよいですか?
- 年齢の表より、今一人になる場面があるかどうかで決めましょう。言葉は、その子が復唱できる長さにします。
- 保護者が相手役になるのはよくないですか?
- 短く終えるなら使えます。追いかけたり、大声で怖がらせたりしないでください。嫌だと言ったら、その場で止めます。