災害・事故 公開日

子どものおもちゃ・遊具の事故を防ぐチェックリスト

家庭のおもちゃや公園の遊具による怪我・誤飲事故を防ぐ安全ポイント。対象年齢の守り方、壊れたおもちゃの点検、遊具での服装・水筒の注意点、老朽化遊具の回避を詳しくまとめました。

「家のおもちゃや公園の遊具、安全そうに見えるけれど危ないポイントはあるのかな?」子どもが毎日夢中になって遊ぶ道具だからこそ、思わぬ事故が潜んでいないか気になりますよね。大切なのは、おもちゃの対象年齢を守ることや破損の定期点検、そして遊具に引っ掛かりやすい服装や水筒の斜め掛けを避けることです。親子で安心して楽しむためのチェックポイントを一緒に確認してみましょう。

この記事の目次
  1. 対象年齢は「知能」ではなく「安全性」の基準
  2. 月1回行いたい「おもちゃの定期安全チェック」
  3. 公園の遊具に書かれた「対象年齢ステッカー」と転落リスク
  4. 命を奪う「水筒の斜め掛け」「フードのひも」の引っ掛かり
  5. おもちゃ・遊具の安全チェックシート一覧表
  6. 濡れた遊具や老朽化遊具の見極めと管理者への通報
  7. 家庭で確認する手順
  8. よくある質問

対象年齢は「知能」ではなく「安全性」の基準

「うちの子は手先が器用だから、対象年齢より上のおもちゃでも遊べる」と考えて買い与えてしまうケースがあります。しかし、対象年齢は遊べる知能だけでなく、「小さな部品を飲み込まないか」「壊して破片を口に入れないか」という安全基準に基づいています。

特に直径約39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るサイズ)の物は、乳幼児がすっぽり口に入れて窒息する危険があります。

上に兄姉がいる家庭では、上のお子さんのブロックやビーズ、プラモデルのパーツが床に落ちて下のお子さんが誤飲する事故が多発しています。遊ぶ部屋を分けるなど、徹底した分別管理が必要です。

対象年齢は安全の基準。下の子がいる家庭は細かいパーツの分別管理を徹底する

月1回行いたい「おもちゃの定期安全チェック」

使い慣れたおもちゃでも、落下や経年劣化によって破損し、鋭い破片や尖ったバリ(ささくれ)ができていることがあります。

特に電池を使うおもちゃは、電池カバーのネジが緩んでいないか、電池の液漏れがないかを確認しましょう。ボタン電池が簡単に取り出せる状態になっていると、乳幼児の誤飲につながります。

ぬいぐるみや布製品も、目のプラスチックパーツが取れかかっていないか、縫い目が裂けて中綿やビーズが飛び出していないかをチェックします。

公園の遊具に書かれた「対象年齢ステッカー」と転落リスク

公園のすべり台、ジャングルジム、複合遊具などには、「幼児用(3〜6歳向け)」や「児童用(6〜12歳向け)」といった安全規約に基づく表示シールが貼られています。

幼児が児童向けの大型遊具に登ると、足を踏み外したときに手すりの間からすり抜けたり、落下の衝撃で大怪我につながる危険があります。必ず対象年齢に合った遊具を選びましょう。

また、雨上がりなどで遊具のステップやデッキが濡れているときは、滑って頭を打つ恐れがあるため、完全に乾くまでは利用を避けるのが賢明です。

災害・事故 ・ 10分 子どもの災害・事故対策|家庭で備える基本と緊急時の行動 遊具からの転落や怪我など、屋外・屋内の事故全般の予防策を整理しています。

命を奪う「水筒の斜め掛け」「フードのひも」の引っ掛かり

遊具で遊ぶときの服装や持ち物には、重大な危険が潜んでいます。特に水筒のストラップを首や肩から掛けたまま遊ぶのは絶対にやめさせましょう。

すべり台を滑るときやうんていから降りるときに、水筒の紐が遊具に引っ掛かり、首が絞まって窒息する重大事故が報告されています。遊ぶ前には必ずベンチなどに水筒を置く習慣をつけましょう。

同様に、パーカーのフードや首回りのひも、リュックを背負ったままの遊具遊びも引っ掛かりの原因になるため厳禁です。

会話例
保護者「遊具で遊ぶときは水筒をベンチに置こうね。首に紐が引っ掛かると息ができなくなって危ないよ。」

水筒の斜め掛けやリュックを背負ったままの遊具遊びは窒息の危険。必ず外して遊ぶ

おもちゃ・遊具の安全チェックシート一覧表

家庭内と公園の両方で確認したい安全ポイントをまとめた一覧表です。

おもちゃ・遊具の安全点検表

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場面・対象チェックするポイント安全な対策
おもちゃ購入時対象年齢の表示(STマーク等の有無)対象年齢を守り、細かい部品のあるものは避ける
家庭内での保管下の子の手が届く場所に落ちていないか兄姉の部屋で遊ばせる、鍵付きケースで保管
電池式おもちゃ電池蓋のネジがしっかり締まっているかドライバーで締めるタイプを選び、定期的に点検
公園の大型遊具対象年齢ステッカー(幼児用/児童用)年齢に合った遊具を選び、無理なよじ登りを防ぐ
外遊びの服装首回りのひも・水筒の斜め掛け・サンダルひもなし服、運動靴を着用し、水筒は外す

日本玩具協会の「STマーク」が付いているおもちゃは、安全基準を満たしている目安になります。

濡れた遊具や老朽化遊具の見極めと管理者への通報

雨上がりの公園では、遊具が濡れて滑りやすくなっているだけでなく、遊具の着地点に水たまりができていて危険です。

また、木製遊具の腐食やトゲ、鉄製遊具のサビによる穴あき、チェーンの摩耗など、老朽化による不具合がないかも大人が乗る前に確認しましょう。

もし遊具の破損や危険な箇所を見つけたら、子どもを遊ばせるのを中止し、公園の入口看板に記載されている自治体の公園緑地課や土木事務所へ連絡して修繕を依頼しましょう。

  • おもちゃの対象年齢を確認し、年齢に合ったものを与えている
  • 下の子の手の届く場所に小さなおもちゃを放置していない
  • おもちゃの割れやネジの緩みがないか定期点検している
  • 遊具で遊ぶときは水筒を外し、フードのひもがない服を着せている
  • 公園の遊具の対象年齢表示を確認して遊ばせている

家庭で確認する手順

  1. 01
    家にあるおもちゃの対象年齢と小さな部品(39mm以下)の有無を確認する
  2. 02
    破損・ひび割れや電池ボックスのネジ緩みがないか点検する
  3. 03
    公園の遊具の対象年齢(幼児用・児童用)を確認して遊ばせる
  4. 04
    遊具で遊ぶ前に、水筒やリュックを外し、引っ掛かる服装を避ける
  5. 05
    濡れた遊具や不具合のある遊具を見つけたら利用を中止する

よくある質問

トイレットペーパーの芯を使った誤飲チェックはどうやるのですか?
トイレットペーパーの芯(直径約39mm)の内側にすっぽり入ってしまう大きさの物は、3歳未満の子どもが飲み込んで喉に詰まらせる危険があります。おもちゃやお菓子の安全確認の目安として非常に便利です。
壊れたおもちゃは接着剤で直して使い続けてもいいですか?
接着剤で固定しても、子どもが遊ぶ強い衝撃ですぐに再度折れて尖った破片ができる危険があります。また、接着剤を口に入れてしまうリスクもあるため、構造に関わる破損は修理せず処分するかメーカー修理を依頼しましょう。
公園の遊具が壊れているのを見つけたらどこに連絡すればいいですか?
公園の入口などに設置されている看板に管理者の連絡先(市区町村の公園緑地課や土木事務所など)が記載されています。危険箇所を伝えて修理を依頼しましょう。
子ども同士で遊具の順番待ちをしているときのトラブルを防ぐには?
すべり台の下に前の人がいないか確認してから滑ることや、ブランコの柵の中に入らないルールを教えましょう。低学年のうちは大人が近くで見守り、割り込みや押し合いを防ぐ声かけをすることが安心です。
参考資料・出典

この記事を書いた人

こども安全ナビ編集部

子どもの小学校入学をきっかけに、防犯や事故防止について調べるようになりました。

「こども安全ナビ」では、警察や自治体、公的機関などが公開している情報をもとに、子どもの安全について保護者目線で分かりやすく紹介しています。

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家庭で無理なく続けられる安全対策を考えていきます。

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