視察・参加報告の詳細

秩父市セーフコミュニティ認証1周年記念イベント

日時 2016年10月19日(水)
場所 秩父市歴史文化伝承館2階ホール

「セーフコミュニティの魅力と面白さ」と題して、秩父市セーフコミュニティ認証1周年記念イベントが開催されました。

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前半では、平成24年にセーフコミュニティ国際認証を取得し、地域主体の活動が非常に盛んである長野県箕輪町の取り組みが紹介されました。箕輪町は人口約2万5千人で、山々に囲まれ中央を天竜川が流れる風光明媚な町です。萁輪町では68団体からなる推進協議会を中心に活動を進め、「あいさつで広げよう地域の絆」を共通・共感テーマに掲げています。
 箕輪町では、地域密着型の活動が盛んです。例えば、飲酒運転を撲滅するために対策委員会メンバーがお酒を扱う飲食店を一件一件まわって飲酒運転撲滅の協力をお願いし、飲食店の協力を得ています。また、「町を明るくする運動」として玄関灯の点灯を呼びかけ、夜間に通学路や住宅街の暗がりを少なくする工夫をしています。地震時の通電火災を防ぐために住宅等への感震ブレーカーの設置を進める取り組みも始めたそうです。
 他にも様々な活動を地区(自治会)単位できめ細やかに行っています。今回は地区代表として富田地区の紹介が行われました。富田地区は総人口404人、世帯数130世帯(地区加入数106世帯)の小さな地区です。「地域のことは地域で、自分のために・皆のために!」と地域コミュニティの活性化と住民同士の絆づくりを目標に安全安心まちづくりを行っています。安全安心推進協議会のメンバーは74名。総人口404人の地区ですので、住民の多くが参加する活動となっていることに驚きます。

後半では、秩父市セーフコミュニティの各対策委員会からの活動取り組みの紹介がありました。秩父市では「交通安全」、「高齢者の安全」、「子どもの安全」、「犯罪の防止」、「災害時の安全」、「自殺予防」、「自然の中での安全」の7つの対策委員会があります。それぞれの対策委員会から課題、課題に対する取り組み(新規取り組み、改善した取り組み)、その成果について述べられました。セーフコミュニティ認証から1年という短い期間ですが、きめ細やかな分析と取り組みの改善が行われている様子がうかがえました。例えば、高齢者の交通安全教室では、反射板を配るだけでなく実際にその場で身につけてもらい部屋を暗くしてその効果を確かめる→そのままつけて帰ってもらう、ことで反射板の着用を促す試みを行ったり、高齢者への回覧板を手渡しとしてついでに見守り・声かけを行ったりなどです。
 データの収集分析にも積極的です。どの対策委員会も様々な手法を駆使してデータの収集と分析を行っていいます。既存のデータの活用だけでなく、独自でアンケート調査を行ったり、地域を実際に歩いて点検をしながら現状把握を行っています。また、保育所内の事故発生状況のデータベースの作成も行っています。そうして得たデータの分析結果を、環境の改善や活動内容の検討に繋げている様子がうかがえ、PDCAサイクルに則った取り組みがなされていました。
 弊社が協力した取り組みとしては、子どもの安全対策委員会から地域の安全点検を大人と子どもと一緒に取り組み安全マップを作成したこと、災害時の安全対策委員会からは、地域で作成した避難地図(弊社では逃げ地図と呼称)を活用し、学校にも参加を呼びかけて実際に避難路を確認したことが紹介されました。
 秩父市は昨年度に認証を取得したばかりですが、より安全安心なまちにするために、着実に歩みを進めているという印象を受けました。

文責:重根美香

ウィンの希望のものがたり

関連サイトのご紹介

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