事業内容・実績の詳細

【先進事例収集事業】二子玉川 アート&マートの視察を行いました

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二子玉AMは、年2回春と秋に開催されるアートイベントです。半日(11:00から15:30)の間、商店街に挟まれた道路(南北に約600m)を舞台にしてイベントが開催され、日頃は車が行きかう道路が、この日だけ子ども達の遊びや住民の歓談が生まれる安全安心な空間として活用されます。2011年2月に第1回を開催して以来、2013年11月で第7回目を迎えました。毎回、内容が変わっていますが、2013年11月の「二子玉川アート&マート(以下、二子玉AM)」では、全体を次の3つのゾーンによって構成されました。

商店街北側にあたるAゾーンのテーマは「ラクガキ」です。路上をキャンバスに落書きをする「ラクガキスペース」、お絵かきの出来る「ラクガキの家」や、さらに、服が落書きキャンバスとなる「エジキスト」が道を闊歩しています。路上に描かれたラクガキは、イベント終了間際に「ラクガキ消し隊」と呼ばれる遊びのプログラムの一環として清掃されます。楽しく遊んだあとに元通りに戻すことも、子どもにとって楽しいイベントになっている、という工夫があります。

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「ラクガキスペース」

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「ラクガキの家」

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「エジキスト」

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「ラクガキ消し隊」

商店街南側にあたるBゾーンのテーマは「オープンカフェ」です。道路の真ん中にテーブルやベンチが設置され、飲食を伴って住民同士の交流が可能になっています。「二子玉川ミニミニ商店街」と呼ばれるテーブルでは、商店街のお店から出品されたお惣菜などが並べられ、その他のブースでは、生ビールやワイン、カフェの販売、あるいは障碍者施設で作られた授産品やフェアトレード商品の販売もあります。また、アーティストの参加により、写真展や「路上に展開した短歌」、クリニカルアート(臨床美術)の体験会、墨絵作家による「墨絵ライブペイント」等があちこちで繰り広げられています。他にも、会場となる路上が大山街道であったことにちなんだ「納め太刀展示」や「あゆぐるみ」なるあゆのぬいぐるみづくりイベントも展開しています。

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「オープンカフェ」

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「二子玉川ミニミニ商店街」

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「路上に展開した短歌」

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「墨絵ライブペイント」

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「あゆぐるみ」

最南端にあたるCゾーン(高架下の広場)のテーマは「大型イベント」です。ご当地アイドルのライブ、広場に虹を掛けるワークショップ、ジャグリングを体験できるワークショップ等、大人数を対象としたイベントが開催されました。広場周辺には、似顔絵コーナーやオリジナルベーゴマづくり、紙をまくアートコーナー等が集まっていました。
 なお、2013年11月の二子玉AMは、初の試みとして「大山みちフェスティバル(※1)」が同時開催されました。先に示したAゾーンの途中に二子玉川小学校があり、この校庭を会場として障害のある子もない子も一緒に遊べるユニバーサルスポーツが楽しめるようになっています。

二子玉AMは、春(4月、5月)と秋(10月、11月)に開催されます。例年、春は他のイベントとの相乗効果もあり12,000人、秋は8,000人程度が来場します。道路(路上)が、子どもの落書きやアートイベント、あるいは住民同士の飲食を交えた交流が生まれる空間として利活用される様子は圧巻でした。

さらに2013年には、二子玉AMの会場である二子玉川商店街を中心としたエリアを「ゾーン30(車の制限速度を時速30kmにする制度)」として指定する動きも活発化しており、みちを利活用するイベントの活性化とあわせて、面的なまちづくりへの展開が進んでいるのも特筆すべき点です。

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「似顔絵コーナー」

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「ユニバーサルスポーツ」

「子どもにとって安全安心なみちづくり」という視点で、今後も引き続き二子玉川の動きを見守ると共に、他地域における安全安心みちづくりの事例考察を進めていきます。

※1:2008年から開始。年1回11月頃に開催されているイベント。二子玉川地区の再開発にあたり、新旧住民交流を目指して生まれた。二子玉川商店街と玉川町会が中心的な役割を担っている。「大山街道」の歴史を伝えるための「大山すごろく」や「大山紙芝居」の展示がある。将棋や昔遊びを中心にイベントが企画されたが、近年、「障害がある子もない子も一緒に遊べる場を」とユニバーサルスポーツを取り入れるようになった。

名称 二子玉川アート&マート
実施時期 年2回(春と秋)
実施場所 二子玉川商店街
利活用している
道路面積
約2,400㎡(4m×600m)
来場者数 12,000人(春)、8,000人(秋)
事業費 1回あたり約200万円(商店街振興組合が1/3、都と区の補助で2/3。その他、協賛金等)
主催 二子玉川商店街振興組合
協力 特定非営利活動法人演劇百貨店、日本理化学工業株式会社、二子玉川小学校、世田谷総合高等学校、自由が丘産能短期大学、二子玉川ビエンナーレ実行委員会、二子玉川ライズ
後援 玉川町会、二子玉川振興対策協議会、二子玉川西地区まちづくり協議会、二子玉川100年懇話会、クリエイティブ・シティ・コンソーシアム、二子玉川新聞「フタコノオト」、世田谷区
企画 ギャラリー二子玉川、ダルクイラストレーション

リンク:二子玉川アート&マートができるまではこちら

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